JA11 ジムニー加速不良修理

症状はエンジン3000回転以上から吹けなくり、50㎞ぐらいしか出ません。

アイドリングは正常でアクセルを踏むときれいに吹け上がります。各ホース類も抜けもなく正常。

考えられる原因は点火系だと思いプラグの状態は良くなかったので交換してみました。プラグコードは交換したばかりの感じでしたので交換しませんでした。

試運転してみて症状変わらず。。。

以前燃料フィルターの詰まりで似たような症状があったので外して見たら、グレー色のガソリンが出てきて完全に詰っていました。一応タンク内も点検して新品のフィルターを付けて、試運転に行きましたが、多少吹けるようになりましたが、ノンターボ状態です。

ブースト圧がない感じがしたのでブースト計を付けてみたら最大で0.1の圧しかありませんでした。

タービン回りの点検をしていきます。

・アクチュエーターの動きは正常

・ブローオフも正常な物を取り付けしても変わらず。

・エキマニ等のガス漏れなし

・白煙等も出ていない。

もう意味が分からない!!!

最後の希望でタービン内を点検する為に取り外します。

タービンアウトレットを外し何気なくウエストゲートバルブを触ってみたら、バルブにガタがあり常時開いた状態でした。夢中になっていて写真はこれしか取れませんでした。

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リビルトタービンに交換して無事修理完了です。

エストゲートが故障の症状まとめ

・アイドリング正常白煙なし

・ブースト圧0.1

・中速は全く吹け上がらないが、高回転時は少し吹ける

もしこのような症状が出たらウエストゲートを点検してみてください。

ジムニーのジャダーの原因

ジャダーが出たらまずは、基本的な箇所を点検しましょう。

1.タイヤの空気圧

2.ホイールバランス

3.キングピンのガタ

4.ラテラルロットの緩み、ブッシュの減り

5.タイロットエンドのガタ

6.ハンドルの遊びが多い(ギアボックスで調整可能)

大体はこの辺りに原因がありまが、ジムニーのジャダーは持病と言っても過言ではないもの…。その原因は様々で、アライメントの狂いやブッシュ類・キングピンなどの劣化などが考えられます。

もし、これでも治らな場合は最終手段はこの二つ

1.ステアリングダンパー

2.工藤自動車のジャダーストップフルキット

 

前提として劣化した部品の交換修理やアライメントなどの補正でジャダーを直すのが理想的なので、最終手段としてお考えください。

これは私の経験談ですが、リフトアップをしてキャスター角を補正するために偏芯ブッシュを入れるとジャダーが出やすくなる気がします。

ジムニー リフトアップ直前直左対策はこれ!

 

 

 

ジムニーのリフトアップした時の直前直左対策はドラレコを着ければOKです。

ではどういうドラレコをどの位置につければ良いかを説明したいと思います。

先ず、ドラレコの種類ですが、フロントガラス内側につけるタイプ、ルームミラーにゴムで固定するタイプの2種類ありますが。後者のルームミラーに取り付けるタイプはNGです。理由は手で簡単に外せてしまうからです。

前者の両面テープでフロントガラスに固定して簡単に外せない状態じゃないと車検時に直前直左には通りません。

これは実際に持ち込み車検の時に言われたことがあります。

取付位置ですがフロントガラスのセンターから左上に付け、直前直左方向が見えればOKです。

 

 

直前直左鏡 サイドアンダーミラー 保安基準44条

視野

H18.12.31.以前の製作車   規程なし

H19.1.1 以降の製作車   
・運転者が運手席において、高さ1m直径30cmの円柱であって次に掲げる障害物の一部を確認できる鏡その他の装置を備えなければならない ただし運転者が運転車席において当該障害物の一部を直接または、後写鏡により確認できる構造の自動車にあっては、この限りではない(Aピラー、窓ふき装置等により確認が妨げられる部部は除く)

・鏡その他の装置は、歩行者等に障害を与えるおそれの少ないものとして歩行者等の保護に係わる性能等に関し、基準に適合するものでなければならない

 

 

 

 

ジムニーリフトアップ 意外と知らない保安基準

リフトアップの種類によって変わる車検について話していきたいと思います。まず、ジムニーのリフトアップ方法には3種類あります。

  1. コイルスプリング
  2. リーフスプリング、シャックル
  3. ボディリフト

1.コイルスプリングでリフトアップした場合は、継続車検時には、何インチアップし   ようが、構造変更や記載変更は必要ありません。コイルスプリングは指定部品なので、高さが4㎝以上変わっても問題ありません。

2.リーフスプリング、シャックルは純正以外に交換した場合は構造変更が必要です。

3.ボディリフトに使用するスペーサーは指定外部品ですので、4㎝以上高さが変わる場合は構造変更(記載変更)が必要です。

 

※リフトアップ時の高さ以外で保安基準に引っかかること

 

1.2インチアップ以上からは直前直左で保安基準不適合になる可能性があるので、ドラレコ等を取り付けてください。(※ドラレコの取付方によっては通らない場合あり)私はこれを着けて通しています。

2.リフトアップと同時に交換する、ロングブレーキホースの干渉!!これが一番多いいです。特にJB23ジムニーをハンドル全開に切ったときに右のブレーキホースがフレームに干渉するので、ブレーキホースに何かを巻いてください。私は配線保護の蛇腹ホースを巻いています。これで車検に通ります。

 

 

 

 

タイヤのはみ出しに関する保安基準の誤解

 

保安基準の改正(2017年6月)で、タイヤのはみ出しに関する変更がありました。「10ミリまでならハミタイOK」と解釈している人が多いが、誤解している人が多数です。

特に誤解されていることは、全ての自動車のタイヤがはみ出てOKと言うわけではありません。タイヤがはみ出ても良い自動車は3ナンバーと5ナンバーの乗用車だけです。

よくある例がJA11ジムニーランクルハイエースの貨物登録車です。あれは全部ダメです。

これがとにかく誤解されがちなので、きおつけましょう。

 

 

 今回、車のタイヤが10mm以上はみ出してもよくなったのは、「国際的な自動車基準の調和」の観点からで、海外で定められている基準に合わせた流れです。

しかし、よく考えてみればそれもおかしな話であり、従来の保安基準では、回転中のタイヤに物が接触した場合の被害を抑えるためにタイヤはフェンダーからはみ出してはならない。つまり安全のためにタイヤを一切突出させてはならないとしていたのに、それを緩和したら、事故防止の観点から見ると、不安要素が残ります。国際的な圧力があったのかな?良い意味で国際的な基準に調和したってことにしましょう。

 

ジムニーの保安基準パート1

 

 持ち込み車検でジムニー数百台を通して学んだことをこれから少しずつ話していきたいと思います。

ジムニーの牽引フックについて

ジムニーの定番カスタムの一つ牽引フックは車検に通るのか?

 

結論から言うとほとんどの牽引フックは継続車検には通ります。(※軽自動車の新規登録時は通りません)

まず保安基準内で牽引フックは指定部品に分類されます。

指定部品は固定的取付方法(スパナ等を使って着脱できる取付方法)で取り付けた場合は、車両寸法の長さ3㎝幅2㎝高さ4㎝を超えた場合でも変更がないものとして扱われるのです。

良く誤認されがちなのが、バンパーから出たらNGとか、長さが3㎝以上変わるからNGとかは間違いです。

新規登録で車検に通らない理由は、新規登録では現状の長さ、幅、高さを計測するので、牽引フックを着けていると牽引フックの先から測られてしまいます。そうすると、軽規格からオーバーしてしまうので、新規登録時は車検に通りません。

ジムニー乗りの方は安心して牽引フックを着けてください。

 

 

 

ジムニーにおすすめオイルキャッチタンク

 

ジムニーを買ったらまずオイルキャッチタンクを取り付けた方がいいです。

汎用品や専用品が沢山メーカーから出ていますが、その中でおすすめなのが

メタルワークスナカミチさんのオイルキャッチタンクです。

特徴

・ステンレスの薄板使用で軽量です。本体とステーの重量は710g


・内部に2枚の仕切りを設け、3層構造にし、ミストの除去率を高めました。

・パチン錠で簡単に脱着できます。ホースはキャッチタンク側に純正クランプを使用する事で、プライヤーのみで脱着可能。

・専用ステーで加工不要、ボルトオン装着できます。
 他車種への流用も出来るようにステーは、分割式です。

・ドレン排出部は蝶ネジを付属しますので、手で緩めることが可能です。
 

他のメーカーのオイルキャッチタンクは、ホースの取り付けが下向きなので、ホール内にオイルが溜まりやすい構造です。この商品はよく考えられています。

底面は、球面状にしているので、排出性も良いです。作りも良く、エンジンルームがカッコ良くなります。

決して安くはないですが、品質、性能、見た目、全てにおいて完璧です。

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